Fさん宅は、古くからのお家で母屋に至っては築100年を越える建物。これまではFさんのご両親が生活していらっしゃいましたが20年前に他界されてからは、だれも住まなくなり空き家になっていました。
そんなおり、Fさんの息子さんが新居をさがしていたので、リフォームして使ってはとの話になったそうです。
母屋は、台所にはおくどさん、トイレは汲み取り式と昭和のくらしのまま残されていたそうです。また、瓦を含め屋根も手入れされていませんでした。
水廻りは台所の土間を全面フローリングにし、アイランドキッチンを採用し最新のIHコンロですっきり今風に。これまで100年以上使われてきた立派な柱や梁は残したデザインにしました。トイレやお風呂も最新式のものに入れ替え、便利になりました。
屋根は瓦を新しく葺き替えて8ヶ月にもわたる大掛かりなリフォームになりました。
「1世紀を越えて、愛着のある家です。今回、しっかりリフォームできたので、これからも長く住めるようになりました」と最後に話してくれました。